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“SHIRONAMESHI” is a tanned leather of Himeji in Japan with a history of over 1000 years.

1000年以上の歴史がある姫路の"白鞣し革"

薬品を一切使用せず、 塩と菜種油で仕上げた動物本来の肌色の革こと。
一度は途絶えかけた白鞣しの技術を、 現代の職人が復活させた。


 

HISTORY

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Himeji, the mecca of the leather industry

皮革産業の聖地 姫路

兵庫県西部のこの地域は播磨と呼ばれ、平安時代の書物で「播磨は皮革の産地」と書かれている。1000年以上前から各時代の白鞣し業を支えてきた高木地区を流れる市川の水質は白鞣しに最適で、他の川では思うような仕事ができなかったと言われている。あわせて気候風土、環境のすべてが揃った播磨の地域で、白鞣し業が必然と栄えていった。

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Handing down the techniques and declining of the industry

技術の伝承と衰退

古代大陸から日本に伝わった鞣しの技術。市川の水と太陽の恵みのもと、塩と油のみを材料として独自の手法として発展していった。美しい薄乳白色で柔らかい白鞣しの革は、江戸時代には姫路藩の特産品となり、革細工物は国内外に広がっていった。しかし明治時代以降の西洋の鞣革の普及によって、白鞣しの需要は少しずつ縮小していってしまった。

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Acknowledgment of the “SHIRONAMESHI”

世界が認めた姫路の白鞣し

歴史ある姫路の白鞣しの技術であったが、製造コストが低く大量生産のできるクロム鞣しが主流となっていった。白鞣しが産業としては途絶えていた2000年、Dr.G.モーク氏(国立ロイトリンゲン皮革研究所製革学校校長)から当時の自治省宛に書簡が届いた。それは白鞣しの希少性を評価し、保存の必要性を強く説いたものであった。これが伝統技術が復活するきっかけとなった。


 

CRAFTSMANSHIP

The traditional craftsmanship was revived by betting craftsman’s life

職人人生をかけて
復活させた伝統技術

SHIRONAMESHI Craftsman

Matomo Nitta Interview

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